日本語練習帳

つらみのラプソディを歌います

Quantum dynamical speedup in a nonequilibrium environment

気まぐれなので,自分の専門でも何でもない分野の論文の話をします.

不勉強なのでコメントまでは出来ません.「そうなのか〜」程度のまとめです.

journals.aps.org

タイトルをそのまま訳すと「非平衡環境における量子系の加速」.どうやら,系と熱浴の「情報」の交換について触れてあるので,量子情報周りのテーマだということは分かる.私は量子情報に関しては全くの門外漢で,勉強会にでも行かない限り,或いは研究に手を出さない限りは勉強する機会もないんだなぁと思うと,少しくらいは分野の常識を知っておこうという気持ちになる.「量子系の加速」とは何なのか,くらいは知りたい.

元ネタがあるらしい.

Phys. Rev. A 93, 020105(R) (2016) - Mechanism for quantum speedup in open quantum systems

とりあえず,互いに異なる任意の量子状態として$|\psi\rangle$,$|\phi\rangle$を用意して,これらの2つの状態間の遷移を考える.孤立系の場合だと時間発展はユニタリ−だけど,相互作用までは定めない.その代わり,遷移時間が揺らぐ.しかし,遷移時間には確固たる下限が存在するはずである.これを量子加速極限(QSL)と呼ぶ.実際の遷移時間がQSLにどれだけ近いかが「系の時間発展が速いかどうか」を定める.QSLは実験で探りようもなく,量子状態がなす空間に良さげな距離を定義する.その代表がBures angleとtrace distanceである.このうち,trace distanceから定まるQSLには2種類存在し,それぞれMargolous-Levitin型(ML),Mandelstam-Tamm型(MT)と呼ばれる.彼らはこれを開放量子系に拡張し,一般型ML/MT型QSLと名付けた.開放量子系では,環境のセットアップが系のダイナミクスに直接関わってくるが,特にある性質を備えた環境の場合には,遷移時間とQSLの比が非自明となる.

こんなところだろうか.全てのパラメータの意味を理解することまでは叶いませんでした.👏

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