日本語練習帳

つらみのラプソディを歌います

不意にコネクト 世界が変わる

ピアノ

駒場キャンパスピアノの会会室の)軽いピアノで練習したら(物性研6階の)重いピアノよりもよく弾けた.

これは単に「軽いピアノだと指が回って速く弾ける」とかそういう問題でない.軽いピアノだと,弾ける箇所とそうでない箇所の差がくっきりと見やすくなり,自分がどこで躓いているのか(演奏上のボトルネック)を探り当てるのにほとんど時間を要しないのだ.

というわけで,今日は一箇所,どうしても辛かった部分を半分ほど克服してしまった.

日頃重いピアノでやっている練習の2時間分を,今日は30分で詰めた感じ.これはやってられませんね.

通し練習なんてやめて,こうやって「ボトルネックを探る」ための練習をしていると,真に有意義な練習とはこのことだと実感する.数値計算のプログラミングに関しても同じことが言えるのではないだろうか.ひたすら実行時テストをするのではなく,むしろ「計算のボトルネックを見極め,問題を探る」ことを徹底することで進捗が得られる感じ.

やはりまともなグランドピアノの環境か,軽さが保証された電子ピアノの環境が欲しい.

音楽鑑賞

またPresto ClasssicalハイレゾFLAC音源を購入してしまった.

Trio Arbosというユニット(Vn+Vc+Pf)が演奏するKapustinのアルバムである.順にトリオ第1番・ディヴェルティメント・トリオ第2番が収録されている.

第1番(opus86)はもともと変則的で,Fl+Vc+Pfのために書かれている.しかし,こうやって正統派編成で演奏するのもなかなかオツなものである.むしろ,Vn独特の「指が弦を滑る」感覚が伝わってきて,Kapustin自身が喜びそうな演奏に仕上がっているのではないだろうか.

ディヴェルティメントとピアノトリオ第2番は,何と譜面が未出版なのだ.こうやって商業録音がリリースされれば,発売も近いかと期待してしまうのだが,先はまだまだ長いようだ.その割には,ピアノ協奏曲第5番とかチェロ協奏曲第1番とか,微妙に未初演の曲の楽譜が売られていたりするので,世の中はよく分からない.しかし,これらの2曲,本当に素晴らしい仕上がりとなっている.

Youtubeにも上がっているみたいなので,布教がてら聴く人が増えることを切に願う.


Kapustin - Divertissement Op.126 mov.1